TOP
家づくりノウハウ
2023.01.22

香芝市周辺の住宅では断熱・換気を徹底しよう!第1種換気と第3種換気の違いも解説

イメージ 換気
高気密・高断熱住宅には必要不可欠な換気。現在の建築基準法では換気設備の設置が義務化されています。しかし、換気と言ってもその種類はいくつかあり、それぞれに特徴や換気方法が異なるのをご存じでしょうか。さらには季節ごとの温度や湿度とも密接な関係があります。今回はそんな換気について、香芝市の気候も確認しながら解説していきましょう。

目次

なぜ換気が必要なのか

人が生活していると発生する湿気や二酸化炭素は、室内の空気を汚す原因です。さらに、空気中には、建材や生活用品から発生する有害な化学物質も浮遊しています。とくに気密性の高い住宅の場合、しっかり換気をしないと湿った空気や化学物質が滞留し、健康被害が発生したり、最悪の場合、住宅自体の寿命を縮めたりすることもあります。換気をすることで、室内の汚れた空気を排出し、人々が健康的な暮らしをするために必要な環境を維持しているのです。

空気を汚す主な原因は3つ

空気を汚す原因は主に3つあると考えられています。まず、人が呼吸するなどして発生する二酸化炭素や湿気。次に、建材や家具、日用品などから出るホルムアルデヒドなどの有害な化学物質。最後は、ストーブやファンヒーターなどの暖房器具から出る排気ガスです。

シックハウス症候群の対策で換気システムは義務化されている

室内の建材や家具などからは、さまざまな化学物質が発生します。空気中の大気が滞留し、化学物質の濃度が高くなれば、時にのどの痛みや頭痛、吐き気などの症状をもたらすことがあります。これが「シックハウス症候群」です。現在の建築基準法では、シックハウス症候群対策のため、原則としてすべての住宅(低気密の住宅を除き)化学物質の発生量が少ない建材を使用すること、また機械による換気システムを設置することが義務づけられています。たとえば、一般住宅の場合だと、1時間に0.5回以上の換気が必要です。つまり2時間で室内のすべての空気を入れ替える換気システムを導入しなければいけません。

どのような換気方法があるのか

一口に換気と言ってもその方法や種類はさまざまです。多くの方が換気と聞いてイメージするのは、窓を開けて空気を取り込んだり、キッチンの換気扇を回したりすることではないでしょうか。それらはそれぞれ自然換気、機械換気に分類されます。ここでは換気の方法についてこの2通りのやり方を詳しく確認していきましょう。
窓が複数あるリビング

自然換気

自然換気は名前の通り、風圧や室外と室内の温度差を利用して換気する方法です。窓を開けて室内の空気を入れ替えるのも自然換気です。自然換気をうまく活用できる条件は、窓の開口部分が大きくて、天井近くの高い場所にあることです。 たとえば、冷たい空気は暖かい場所に向かって流れ込みます。この自然現象を利用して、床に近い窓から冷たい空気を取り込み、天井に近く高い窓から暖かい空気を逃します。そうすることで、温度差を利用した自然換気が行えるのです。

機械換気

機械換気は、モーターなどの電気を利用した動力で空気を循環させる換気方法です。ファンなどの送風機を使って換気するため機械換気と呼ばれます。キッチンやバスルーム、トイレなどに設置されている換気扇も機械換気の1つです。強制的に空気を排出できるので、換気量をしっかりと保持できることがメリットだと言えます。

3種類ある機械換気それぞれの特徴とは?

メリットとデメリットの天秤で悩むスーツの中年男性のイラスト、ベクター
機械換気は、第1種換気、第2種換気、第3種換気の3つに分類されます。以下ではその特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説していきましょう。

第1種換気

<特徴>給排気ともに換気ファンを使用
<メリット>熱交換システムを使えば外気温に影響されにくい
<デメリット>設置、メンテナンスなどに費用がかかる場合が多い

第2種換気

<特徴>給気は換気ファン、排気は排気口を使用
<メリット>常に新鮮な空気を取り入れて室内の空気圧を高め、外気が入りにくくなるため、菌や汚染物質が室内へ入るのを防ぎやすい
<デメリット>気密性の高い住宅以外だとメリットがない。外気温の影響を受けやすく、空調効率の低下が懸念される

第3種換気

<特徴>給気は換気口、排気は排気ファンを使用
<メリット>設置する際のコストを抑えられる
<デメリット>外気温の影響を受けやすいため、空調効率の低下が懸念される

ちなみに戸建て住宅やマンションなどでよく使われる換気方法は第3種換気です。給気は各部屋に設置した給気口で行い、排気はバスルームやトイレなどの換気扇で行うのが一般的といえるでしょう。第3種換気は、室内に湿気が溜まりにくく、システムにかかる費用や電気代などのコストを抑えられます。しかし、給気口付近は外気温を感じやすくなってしまうのが難点です。冬に給気口から冷気が入るからと閉めてしまい、換気が不十分になっていた例もあるので注意しなければなりません。

機械換気の運転方法 

機械換気は、さらに運転方法が2種類に分けられます。1つ目は、汚れた空気や臭気が発生しやすい箇所で常時稼働させる連続運転です。たとえば、リビングや寝室などに採用されます。2つ目が汚れた空気を一時的に換気する間欠運転です。間欠運転は、キッチンやトイレ、バスルームに採用されます。

機械換気の適用範囲にも種類がある

機械換気の適用範囲は、主に全般換気と局所換気に分けられます。言葉からも読み取ることができますが、その概要について詳しく確認していきましょう。

局所換気

局所換気とは、キッチンやトイレ、バスルームなど汚れた空気が溜まりやすい場所をピンポイントに換気することを言います。代表的な局所換気では、キッチンのレンジフードファンや浴室の換気扇が挙げられます。

全般換気

全般換気は、住宅を1つの空間として認識し、その全体を換気するシステムのことを言います。近年の高断熱、高気密住宅に採用される24時間換気システムが代表的な例と言えるでしょう。住宅内の空気を常にきれいな状態に保つシステムではありますが、局所換気が必要ないわけではなく、一般的に全般換気と局所換気はセットで採用される場合がほとんどです。

高性能住宅における温度・湿度・換気のバランス

高断熱・高気密と謳われる高性能住宅は、外気の影響を受けにくく快適な温度を維持する反面、その気密性の高さから常に空気を入れ替えることが重要です。しかし、換気の方法によっては部屋の暑さ寒さの要因になることも。快適な温度・湿度と空気の入れ替えを両立させるためには、熱効率の良い換気と、住宅の断熱性能を向上させる必要があるのです。
断熱材が付いた家の夏と冬のイメージ

香芝市周辺の気候は?季節の気候に合わせた換気をしよう

香芝市や葛城市、北葛城郡王寺町などがある奈良県の北部は、夏はむし暑く、冬は寒さが厳しい内陸性気候と言われています。そのため、窓を開閉することで冷暖房効率が下がる真夏と真冬は自然換気には向いていません。暑さ・寒さが原因で起こる熱中症、ヒートショックの健康被害も心配でしょう。人が快適に暮らすためには室内温度は大切です。そのためには外気を遮断、気密性を高める断熱で適温を保ち、換気システムで快適な湿度を維持するといいでしょう。つまり、気候に合わせて快適に暮らすには、断熱と換気が整った家づくりが重要なのです。

高性能住宅における換気システムのご相談はR+house香芝王寺へ!

高断熱・高気密住宅にとって換気は、人々が快適かつ健康に暮らしていくための要です。換気の種類や方法はいくつかありますが、予算とコストを比較検討する必要があるでしょう。R+house香芝王寺は奈良県内を中心に、建築家と建てる地域性に合った住宅を提案してきました。一生暮らす家だからこそ、こだわりたいもの。奈良県内で注文住宅を検討中の方は、お気軽にご相談ください。




記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
家づくりの基礎知識 注文住宅 性能
注文住宅でコストダウンをはかるには?奈良県香...
マンションと一戸建てどっちがいい?奈良県香芝...
コラム/ブログ一覧へ戻る

日程が近いイベント

おすすめの事例

無料の"個別相談"をほぼ毎日開催
「お金はどれくらいかかるの?」「どんな土地を探せばいいの?」など、家づくりに関する気になることやお悩みは、まずは何でもお気軽にご相談ください!住宅のプロが丁寧にお応えいたします。

営業時間 10:00~18:30 水・木曜定休日