葛城市は、奈良県の北西部に位置する自然豊かな地域です。東洋経済新報社が全国812市区を対象に実施した「住みよさランキング2023」では全国34位（近畿地区では第3位）を獲得しています。都心部へのアクセスのしやすさや子育て支援の充実など魅力が多く、ベッドタウンとして人気があります。

葛城市の平均土地坪単価は、171,166円です。近鉄南大阪線沿いは利便性の高い人気エリアなので、坪単価が上昇する傾向があります。仮に坪単価約17.1万円で50坪の土地を購入した場合は、土地の購入費として約855万円かかります（諸費用・税金除く）。

また、厚生労働省が公表している「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、葛城市のある奈良県の平均年収は310.6万円です。2022年の日本の平均年収が311.8万円なので、平均的な年収を得られる地域だと言えます。

参考元：葛城市『葛城市には魅力がたくさんあります』
参考元：厚生労働省『令和４年賃金構造基本統計調査 結果の概況』

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住宅を建てるときには、主に下記の4つが建築費用としてかかります。

土地を購入するための費用

基礎工事や内外装工事、設備の取り付けなど建物本体の工事にかかる費用

●建物本体以外にかかる工事費用
●水道・ガス・電気工事費用
●駐車場・庭など外構にかかる費用
●建て替えの場合は古い建物を解体する費用

仲介手数料・登録免許税・印紙税・税金・引っ越し費用など、住宅ローンを組んだり住宅を購入したりするために必要な費用

住宅を検討するときに忘れがちなのが諸費用です。諸費用は土地の購入や建物、外構工事以外にかかる費用のことで、土地・建物の総額費用の10～12％が目安だと言われています。諸費用も踏まえて、資金計画を立てることが大切です。

また、土地代や建物本体工事費用、付帯工事費用は建てるエリアや住宅の大きさ、設備により大きく異なります。目安として「2022年度フラット35利用者調査」が公表している近畿圏（奈良県葛城市があるエリア）の建築相場は、下記のとおりです。 参考元：住宅金融支援機構『2022年度フラット35利用者調査』

住宅ローンは、住宅を購入する目的として使用する住宅取得専用のローンです。「2022年度フラット35利用者調査」によると、住宅ローンの利用は世帯年収400万円以上600万円未満の利用が最も多く、全体の約4割を占めています。つまり、平均年収程度でも十分利用できるローンとなります。

住宅ローンの月々の返済額を決めるときは、下記の2つを目安にするといいでしょう。

・住宅ローンの借入額は年収の5～7倍が目安
・住宅ローンの返済額は返済比率20％程度が目安（返済比率＝年間のローン返済額÷年収×100）

返済比率とは、住宅ローンの年間返済額の年収に占める割合を指します。返済比率が高ければ高いほど住宅ローンの返済額の占める割合が高くなり、家計を圧迫する可能性があります。無理なく生活を続けるためにも、20％程度に抑えるように計画するといいでしょう。

「2022年度フラット35利用者調査」では、住宅ローンの利用は世帯年収400万円以上600万円未満の利用が最も多く、全体の約4割を占めています。近畿圏（奈良県葛城市があるエリア）の融資額と返済額の指標は、下記のとおりです。

参考：住宅金融支援機構『2022年度フラット35利用者調査』

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ここでは、建物本体費による住宅のクオリティの違いをご紹介します。

1,000万円台の住宅は、シンプルで坪数を抑えた住宅になる傾向があります。設備や外壁、室内装飾のグレードを抑える必要があるので、こだわりや理想を反映することが難しいです。基本的には規格住宅になるため、間取りや住宅性能が制限される可能性があります。

2,000万円台の住宅は、1,000万円台と比較すると少し自由度が高くなる傾向があります。とは言え基本的には規格住宅であることが多く、室内と外観の双方にこだわることは難しいでしょう。1,000万円台と比較すると一部の設備だけグレードを上げるなどの工夫はできそうですが、こだわりを十分に反映させることは難しいでしょう。

3,000万円台は日本の平均的な価格帯で、デザインや間取りにこだわった注文住宅が検討できるようになります。1,000万円台や2,000万円台と比較すると広々とした住まいを検討できるだけでなく、住宅の性能を高めることもできるでしょう。
また「キッチンだけは広々とした空間を作りたい」「屋上がある住まいにしたい」など、こだわりのポイントを反映させやすくなります。

4,000万円以上の住宅は平均コスト以上の投資ができるため、理想の住まいを実現しやすいです。例えば、設備をグレードアップする、複雑な間取りにするなど、3,000万円台では実現が難しいことを叶えられます。

予算内で納得できる住まいを実現したいときには、下記のポイントをチェックしてみましょう。

・シンプルな間取りにする
・不要な部屋を削り延床面積を狭くする
・水回りを一箇所にまとめる
・設備のグレードを見直す
・外観や屋根の形状をシンプルにする

逆に予算が厳しくても、気密性能や断熱性能など住宅性能に関わる部分やセキュリティ対策に関わる部分は削らないほうがいいでしょう。長く快適に暮らすことを念頭に置き、優先順位をつけながら検討してみてください。

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葛城市は、国道沿いや近鉄南大阪線沿いが人気のあるエリアです。場所によっては騒音や振動が気になる可能性があるので、快適に暮らすためにも騒音対策や振動対策は外さないほうがいいでしょう。

また、葛城市は夏がジメジメと暑く、冬は日照時間が少なく寒さを感じやすい傾向があります。外気温の影響を受けずに適温を維持できるように、住宅性能を下げないことも重要です。

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今回は、マイホームを検討するときに知っておきたい建築費用や住宅ローンについてご紹介しました。適正なコストで理想の住まいを実現するには、無理のない資金計画が大切です。R+house香芝王寺は、資金計画や適正コストなど幅広い相談ができる個別相談を実施しています。マイホームを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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