プライバシーに配慮しつつ開放的に暮らす家
ウッドデッキでゆっくり外を眺めながらお茶を飲みたいというご希望を叶えるため、リビング前に設置したウッドデッキの両側には壁を設けた。人目を気にせずくつろぐことができるだけでなく、地域特有の強風と西日を遮る役割もあるため快適な空間となった。
更に、周辺環境から室内のプライバシーを守るために窓の配置や大きさが考え抜かれ、近隣を気にせず伸び伸びと過ごせる家が完成した。
リビング
リビングの壁の一部にはアクセントとしてコルクの入った壁紙を選んだ。コルクは室内の湿度を調節し、アースカラーは部屋の雰囲気に温かみを添える。床は無垢のアカシア材。
キッチン
セパレート型のキッチンで、コンパクトなリビングをすっきり見せる。
キッチン
キッチンの小窓からも緑が見えて、家事の疲れを癒やしてくれる。
寝室
娘の部屋と母の部屋は、生活の中で自然なコミュニケーションがとれるように入り口を近くした。双方の部屋からクロゼットも近くて便利だ。吊り戸にしてあるので床にはレールがなく、戸を開けておけば続き間のように広く見える。
寝室
母の部屋。洋服はクロゼットにしまうため個室はすっきり。
トイレ
トイレと洗面はシンプルで白を基調としながら洗面のネイビータイルがアクセントになっている。
ウッドデッキ
リビング前のウッドデッキは、南東からの強い風を避けるため壁で守るかたちに。袖壁には角度をつけ、いったん風を受け止めて室内に導く「ウインドキャッチ」として機能させている。
外観
近隣からプライバシーを守り、セキュリティを高めるストイックな外観。「シンプルでかっこよく」という希望をかたちにした。
玄関ポーチ
少し奥まった玄関は、内側の壁の色を変え、さらに奥行き感を増している。バックで車を停めれば、雨の日も濡れずに荷物を運び入れることができる。